冬に収穫される果物といえばみかんが真っ先に浮かぶかもしれません。みかんなどの柑橘系の果物はビタミンCが豊富なので、風邪を予防するために食べるという人も少なくないでしょう。
さらにみかんにも色々なブランドがありますので、稀な品種などは贈答用などに喜ばれています。
みかんは水分しかない?
みかんはほとんど水分でしかないと思っている人もいるようですが、たくさんのビタミンCが含まれておりみかん2個で1日分のビタミンCを摂取できるほどです。
さらに成長促進作用のあるビタミンB1、むくみ改善や利尿作用があるカリウムなども含まれています。
また、袋や白いスジには食物繊維がたくさん含まれていますので、便秘改善に役立てたいなら袋やスジも一緒に食べたほうが良いでしょう。
ただし食べ過ぎると尿意が近くなったり体を冷やしたりしますので、ほどよく食べるようにしてください。
みかんを食べることで体に影響がある?
みかんをたくさん食べると手が黄色くなってしまいますが、これはオレンジ色の色素のもとであるカロテノイドが手の脂肪に付着するからです。一時的に指の皮膚が黄色くなりますが、すぐにもとに戻るので心配はいりません。
皮を剥いた時の白いスジにも栄養がたくさん含まれています。白いスジは果実へ養分を運ぶための働きをしていますので、食物繊維やビタミンを含むため取らずに食べましょう。袋部分も同様にスジと一緒に食べることで栄養素を摂ることができます。
みかんの皮の活用方法
みかんを食べた後には剥いた皮が残りますが、捨ててしまうのはもったいないと感じる人もいるかもしれません。実はみかんの皮にもいろいろな活用方法がありますので試してみてはいかがでしょう。
・みかん風呂
みかんの皮を干してハンカチやガーゼなどの布で包み込み、湯船に浮かべてみかん風呂として楽しんではいかがでしょう。体をぽかぽかと温めてくれて、肌もすべすべになるかもしれません。
・みかんの消臭袋
みかんの皮をパリパリ状態に乾燥させて巾着袋に入れましょう。匂いが気になる場所に置くだけで匂いを取ってくれます。
甘いみかんは高カロリー?
みかんなどの果物類は甘さがあると糖度とカロリーが高いと誤解されることもあります。しかしみかんの成分は大半が水分ですので脂肪はほとんど含んでいません。みかんのカロリーも100gあたり45Kcalという低カロリーですので、みかんを9個食べたカロリーとショートケーキ1個食べた時のカロリーがほぼ同じくらいです。
みかんを構成するのは水分だけじゃない!
みかんはほとんどが水分ですが、その中にはビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含んでいます。美容や健康食として優れた果物ですので、普段から食べるようにすると良いでしょう。