桃の正しい追熟方法とは

あなたは桃は硬めが好きですか?それともやわらかめ?
やわらかめが好きな人は、もう少しやわらかくしてから食べたい時ってありますよね。
そんな人は必読!

買った桃を追熟してから食べる時の、正しい保存方法について、お話します。

桃は常温で保存する

桃の旬は暑い夏ですから、桃が腐ってしまうかもと買ってすぐに冷蔵庫にしまっていませんか?
実は桃は、冷蔵庫に入れ続けてしまうと熟さないどころか、甘みが減ってしまう果物なんです。
ですから冷蔵庫に入れるのは、冷やして食べたい時だけです。
それでも食べる1時間前くらいから冷蔵庫に入れるだけで十分なんです。

それ以外は、常温で保存しましょう。
その時、直射日光の当たらない、乾燥していない部屋で保存するようにします。
新聞紙で包むと、さらに安心です。
2〜3日置いておけば、ほとんどの場合やわらかくなりますよ。

食べ頃の見分け方は?

触ってやわらかくなっていれば、食べ頃だと簡単にわかるかもしれません。
でも確認するときに強く押してしまえのは、NGです。
そこから変色して傷んできてしまいますよ。
触らなくても食べ頃かどうか、確認する方法があります。

まずは匂いです。
桃特有の甘い香りがしてきたら、間違いなく食べ頃ですよ。
それから色です。
白桃は、緑色がぬけて乳白色になったら、食べ頃です。白鳳などピンク色の桃は、おしりの部分が乳白色になったら、食べ頃です。

最後に、桃を手のひらにそっとのせてみて、やわらかい感じがしたら、食べ頃です。
指で押さなくても、手のひらにのせるだけでやわらかさを感じられるのです。

桃を追熟する時の注意点

桃は品種によって、常温保存しておいてもやわらかくならず、硬いままの場合があります。
追熟しようとしている桃が、やわらかくなる品種かどうか、確認してから追熟するようにしましょう。

また、追熟しすぎたり、すでにやわらかい桃を長く常温保存すると、腐ってしまう恐れもあります。
追熟はほどほどに、確認しながら行うようにしてください。
もし、どうしても桃を長持ちさせたい場合は、ラップで包んで冷蔵庫に入れると1週間ほど保たせることもできます。
ただ、どうしても風味は落ちていきますので、注意してくださいね。

桃は収穫してからも、追熟する果物です。
追熟方法も簡単ですから、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
もし硬めの桃を買ったり貰ったりしたら、ぜひ「追熟」試してみてくださいね。