季節を問わず食べることができる果物の代表としてみかんがありますが、みかんはダイエット効果が期待できる食べ物だということをご存知でしょうか?
みかんに含まれる成分がダイエットに影響すると考えられていますので、もし食事制限や毎日の運動がキツくてダイエットをリタイアしてしまうことを考えているなら、一度みかんを食べておいしくダイエットすることに挑戦してみてはいかがでしょう。
なぜみかんがダイエットに影響を与える?
みかん=ダイエットとはなかなか結びつかないと思いますが、実はみかんの内皮(じょうのう)がダイエットの効果に期待できると言われる秘密です。
この内皮はみかんを剥いた時の白い筋や果肉を包んでいる袋と言われる部分ですが、内皮にはペクチンという成分を豊富に含んでいます。
・ペクチンの持つ役割
ペクチンは食物繊維の一種で植物の細胞同士をつなぐ接着剤のような役割を担います。水溶性で水に溶けやすい性質があり、コレステロールの吸収を抑制したり、血糖値の上昇を抑えたり、さらに体内に蓄積されたダイオキシンを吸着し排泄するといった効果が期待できる成分です。
腸内環境を整えて善玉菌を増やす作用もあることから、ダイエットの大敵である便秘の改善にも役に立つと考えられます。
・クエン酸も欠かせない成分
また、みかんにはクエン酸が含まれますが、このクエン酸は酸味成分で糖や脂肪酸を燃焼させエネルギーへの転換を促進すると考えられています。さらに基礎代謝も高めると考えられているので、ダイエットには欠かせない成分だと言えるでしょう。
ダイエットにはみかんをいつどのように食べれば良い?
みかんをダイエットに取り入れる場合、食前に一個ずつ食べるようにしましょう。食前に食べることで糖やコレステロールの吸収抑制が期待できるだけでなく、食べると水分と混ざって膨張するため満腹感を得られることから食べ過ぎを予防できます。
ただしペクチンを摂ることも必要ですので、内皮も一緒に食べることが大切です。内皮は苦手だからと剥いて中の果肉だけを食べる方もいるでしょうが、ダイエットにみかんを活用すると考えれば内皮も一緒に食べなくてはあまり意味がありません。
食べ過ぎると逆効果に!
そしていくらダイエットに効果が期待できるからといっても、食べ過ぎてしまうと当然栄養過多になり糖分を摂り過ぎて太ります。
その他食事は摂らずにみかんだけを食べるといった単体ダイエットや、一食分をみかんに変更するという置き換えダイエットなども栄養が偏るのでダイエットには適していません。
仮に痩せたとしても肌はボロボロ、体はフラフラでは健康的なダイエットを成功させたとは言えませんので、毎日の食事を摂った上でみかんを活用することが大切です。